はじめに
先日、アメリカの20代の大学生が株取引きで莫大な借金を背負ってしまい自殺をしたというニュースがありました。これまでにも、虎の子で貯めた資金を株で失ったなど、株取引きにはリスクがあります。
このような話を耳にすると、「株は怖いもの」「素人が手を出すものではない」と敬遠される方も出てくるでしょう。
しかし、お手持ちの資産を適切に運用すれば、譲渡益(キャピタルゲイン)や、株主優待、配当金などを活用すれば、年利2%を超える運用益を手にすることも可能となります。
そのためには、株取引きの中で発生するお金を正しく理解することが重要となります。
今回は、ネット証券で株取引を行うにあたって必要となるお金についてまとめており、皆さんの株式運用に活かしてください。
株取引きに必要な環境を整えるためのお金
まず最初に、株取引をおこなうためにネット証券会社に口座を開設する必要があり、その手続きを行うために、スマートフォンやパソコンが必要となり、通信料金が発生します。
これが、一番最初に必要なお金となります。

株取引きを行う時に必要なお金
株式を購入するには、口座を開設した証券会社に入金することが必要となります。
そこで「入金手数料」が発生します。
これが、2つ目に必要なお金となります。
ただ、証券会社によっては、特定の銀行(ネット銀行)との入出金に関しては手数料無料のサービスを行っており、無駄な出費を減らすことができます。

いよいよ、株の売買となります。
株式を購入するときには、「株価×枚数」の金額が必要となり、売却のときには「株価×枚数」の金額を手にすることができます。
ここで、発生するのが「手数料」です。
「購入するとき」「売却するとき」どちらも手数料が必要となります。
(ネット証券の手数料コースによっては、取引金額に応じて無料となる場合があります。

基本的には、これが株取引で発生するお金となります。
ただ、株には、現物取引と信用取引(買いと売り)2つの取引形態があります。
現物取引の場合は、株が下がったら、使えるお金で購入した金額だけ損をすることになります。
信用取引の買いの場合は、証券会社から借金する方法で、使えるお金の3倍まで株を購入することが出来ます。
仮に100万円持っていれば、300万円分まで購入できるので倒産した場合、300万円の損失になってしまいます。
もう一つ、株を信用取引で売る方法があります。
こちらも信用買いと同じで3倍まで売却可能です。
ですから、株で自殺となると、信用取引を行っていた場合が考えられます。
もしくは友人・知人などから、お金を借りて投資していた場合です。
株取引きは、損しても良い範囲で運用することが望ましいと思います。
よろしければ、下記の「いいね・リンク・コメント」などご利用ください。


にほんブログ村
コメント